皆さまは水生植物という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
水生植物をわかりやすく言い換えると水辺にある植物のことです。池や沼、河川の水中や水面、また、その周辺に生息している植物は全て水生植物と呼ぶことができます。
つまり、水生植物とは「水辺に生きる植物」の総称なのです。
水生植物の住み分け
水生植物は世界におよそ2800種存在するとされ、まさに多種多様な種が存在しています。
泥の中か清らかな花を咲かすハス
ゆらゆらと水面に浮かぶサンショウモ
春に濃い紫の花を咲かせるカキツバタ
など種類によって姿かたちも
育ち方も様々です。
はじめて水生植物を知ろうとする際、その植物がどんな場所で生息しているかで大きく区別することができます。
水生植物の紹介記事もご用意していますので、水生植物の育成などに興味がございましたら是非ご参照ください。
メダカと水生植物水生植物
近年のメダカブームで色がついた品種メダカなどの様々なメダカが世に出回り、たくさんの人々を楽しませてくれています。
しかし、日本のメダカは絶滅危惧種に指定されています。
昔は小川や水田をすいすいと泳ぎ回っていたメダカですが、都市開発や外来魚による食害、農薬の進化などにより住む場所が減少しているのです。(諸説あります。)
杜若園芸では本来メダカが住んでいた環境を水鉢や池の中で再現し、現代では失われてしまった風景を次の世代に伝える一助となるようなご提案をしております。
メダカにとって水生植物は産卵場所であり、隠れ家であり、冬眠場所でもあります。メダカと水生植物は切っても切れない関係性であるといっても過言ではありません。